エアコンについているタイマー機能の正しい使い方をご存知でしょうか?
エアコンのタイマーは、とても便利な機能です。
上手に活用すると、電気代の節約にもつながります。
しかし間違った使い方をしてしまうと、つけっぱなしより電気代が上がることも。
今回はエアコンのターマー機能について解説します。
タイマーの基本機能から、電気代が節約できるかしこい使い方までお伝えしますので、最後まで確認してくださいね。
エアコンのタイマー機能にできること
エアコンのタイマー機能を解説します。
ここでは一般的なエアコンを例にしていますので、詳しくはお持ちのエアコンに付属している、取扱説明書をご覧ください。
※エアコンのタイマー機能は機種によって、種類や操作方法が異なります。
切・入タイマー
運転の停止・開始をセットできます。
タイマー予約は時刻で設定するタイプと、経過時間を設定するタイプの2種類。
どちらの方法か選択できる機種もあります。
切タイマー:30分、もしくは1時間単位で設定できます。
機種によって最長時間は異なりますが、9時間ほどです。
入タイマー:30分、もしくは1時間単位で設定できます。
機種によって最長時間は異なりますが、12時間ほどです。
気軽に設定できるので、もっとも使う機能ですね。
プログラムタイマー
運転開始から停止までの時刻をセットできます。
24時間以内で、10分単位で設定が可能です。
少し設定に手間がかかるものの、電気代節約には役に立ちます。
おやすみタイマー
設定した時間や、経過した時間のあとに運転を停止。
運転中は睡眠を妨害しないよう、運転音を下げる機種もあります。
タイマーは30分、もしくは1時間単位で設定できます。
寝る前にはぜひ活用したいタイマーです。
毎日予約タイマー
一度セットすれば、毎日同じ時間に運転、停止を行います。
手間がかからず、生活リズムが整いやすいでしょう。
エアコンのタイマー機能を使い電気代を節約する方法
エアコンのタイマー機能を活用し、電気代を節約しましょう。
電気代を節約するには、必要なときだけつけるのがポイントです。
就寝予定の3時間後に切タイマーをセット
就寝後、3時間で切れるようにタイマーをセットしましょう。
平均的な睡眠周期は90分で周期といわれています。
3時間だと2周期です。
このあいだエアコンを使用し、深い睡眠を確保することで、良質な睡眠が安定的にとれます。
起床予定の1時間前に入タイマーセット
夏は朝起きたら、汗だく。冬は寒すぎて起きられない。
このような場合は起きる1時間前にタイマーをセットし、エアコンの運転を開始しましょう。
就寝中にかいた汗を乾かし部屋を温めておくと、気持ちよく起床できます。
規則正しい生活なら決まった時間にセットしよう
毎日同じ時間に寝て、起きるなら、毎日予約タイマーがオススメです。
毎回セットする必要がなくなり、規則正しい生活の目安にもなります。
エアコンをつけっぱなしにする方が電気代が安くなるケース
エアコンをつけっぱなしにした方が電気代が安くなることも。
理由はエアコンの電源をつけた時に、消費する電力が大きいからといわれており、室内の温度と設定温度に差があるほど、多くの電力を消費します。
エアコンをつけっぱなしにした方がよい例は次の3つ。
短時間のおでかけ
近所のスーパーやお子さまのお迎えなど、短時間の外出時はエアコンをつけっぱなしにしましょう。
帰宅してからのエアコンの始動時に、電力を多く消費してしまいます。
外の気温との差が大きい場合
外に気温と室温の差が大きいときは、エアコンはつけっぱなしにした方が賢明です。
室内の温度が外の気温に近づくと、あらためて室内を設定温度にするために電力を多く消費します。
【真夏・真冬】こまめなオンオフが予想されるとき
昨今の真夏や真冬は、エアコンなしでは厳しいです。
「適温になったから」とエアコンを消しても、すぐにつける羽目になるでしょう。
こまめなオン・オフはエアコンに負担をかけ、電力も多く消費します。
エアコンの電気代を計算する方法|消費電力×電力単価
エアコンの電気代を計算する方法についてお伝えします。
電気代の計算方法
消費電力(kW)×電気代の単価(円)=1時間の電気代
冷房の消費電力は1時間あたり約0.6kW。
0.6kW×21円=1時間の電気代12.6円です。
暖房の消費電力は1時間あたり約0.47kW。
0.47kW×21円=1時間の電気代9.87円です。
1時間あたりの消費電力 | 1時間あたりの電気代 | |
---|---|---|
冷房機能 | 0.6kW | 12.6円 |
暖房機能 | 0.47kW | 9.87円 |
ただし消費電力は機種によって違います。
電気代の単価21円は関西電力の家庭用プラン、従量電灯B、第1段階〜第3段階までの平均金額です。
エアコンのタイマーを上手に使い電気代を節約しよう
エアコンの電気代は生活費の中でも高額な部類です。
しかし電気代を節約したいからといって、エアコンを消してしまうと体調を崩しかねません。
真夏は熱中症にも注意が必要です。
ムリなくエアコンの電気代を節約するために、タイマー機能を上手に使いましょう。
送風機能とあわせて使えばさらに節電効果が期待できます。
まずは就寝・起床時のタイマー設定からはじめて、節電を実践しましょう。